このところ、地方に行っても“韓流のお店を探す”というのが趣味になりつつありますが、韓流のお店を探しても、「見つからない」ということが、しばしばあります。
もともと、このブログは、韓流バーの話題だけではなく、日本の紹介もして、外国の人でも楽しめるブログにしようと思っているので、今回はそうした努力のあとを残してみようと思います。
まずは、秋田編。
秋田の夏休みと言えば、秋田竿燈まつり(あきたかんとうまつり)です。
今年2016年8月は、5,6,7,8日の四日間開催されました。
JR秋田駅には、こんな飾りが。
また、アーケード街にも、こんな飾りがおかれていました。
人が写っていませんが、撮影した時間が夜12時近いからで、出張の途中で宿泊するためだけに秋田市に立ち寄り、竿燈まつり自体は、見る時間がありませんでした。(ホテルが通常よりも、すごく高かった・・・)
この秋田竿燈まつりは、国の重要無形民俗文化財に指定され、五穀豊穣や技芸上達を祈るものと言われており、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされています。
また、提灯(ちょうちん)まつりとしては、二本松提灯祭り(福島県)、尾張津島天王祭(愛知県)と並んで、日本三大提灯祭りとも言われています。
もともとは、お盆の7月の行事として、「ねぶりながし」と呼ばれるものがあったそうですが、これに豊作祈願が組み合わさって、明治14年に、中国の書にある「百尺竿頭須進歩」という言葉から、竿燈という名前がつけられて今に至っているとのことです。
秋田竿燈まつりホームページ
なお、2014年9月の韓国ソウルでの「日韓交流おまつり」にも竿燈3本、囃子1組が出演したとのこと。
場所は、JR秋田駅からは少し離れた、県庁や市役所の近くで開催されます。
で、秋田市の繁華街も聞いてみましたら、①駅前、②川反(かわばた)、③山王、の3カ所で、一番賑やかなのは、川反(かわばた)だとのこと。
インターネットで、「韓流バー 秋田」で検索してみましたが、それらしいところが見つからなかったので、川反(かわばた)の飲食街の通りだけ、遅い時間ではありましたが、少し歩いてみることにしました。
おまつりということもあって、浴衣(ゆかた)姿の人たちがたくさん歩いていました。
ただ、やはり韓流の雰囲気は、まったく感じられない・・・。
やはり地方都市では難しいかと思い、歩いて行ったら、繁華街の外れに、1軒の韓流のお店が!
炭火焼肉・韓国家庭料理のお店、「コリアン」です。
これ以上探しても見つからないと思い、このお店に入って聞いてみることにしました。
中に入ってみると、遅い時間にも関わらず、おいしそうに肉を食べているお客さんなどが数組いて、はやっているお店のようでした。
「お仕事中すみません、食事ではないのですが、教えて欲しいのですが・・。」
「いらっしゃい。」
「食事ではないのですが、この辺りに、韓国バーのようなものはありませんか?」
「聞いたことないねぇ。」
「わかりました。お仕事中、すみません、ありがとうございました。」
(食事は済ませていたので・・)
炭火焼肉・韓国家庭料理 コリアン
秋田市大町5-3-23 横町クロスビル1F
018-866-0009
17:00~翌4:00
年中無休
ぐるなびネット予約
ということで、「秋田市内には、韓流バー」は無さそうであることを確認しました。
帰りは、近い距離でもあったのですが、ホテルまで、タクシーで帰り、タクシーの運転手さんと話をしました。
「最近は観光客は多いのですか?」
「今は竿燈まつりで混んでいるけどねぇ、やっぱりあんまりだねぇ。」
「一時期、韓国のドラマで有名だったらしいですけど。」
「そんな時もあったねぇ。」
「韓国のお客さんは来るには来るんですか?」
「なんかツアーの合間で、朝早くから、秋田の涙を流す聖母マリアの像を見にタクシーを使う人がいるみたいだよ。」
「そうですか。」
ネットで調べてみると、1981年に、韓国で、脳腫瘍をわずらった女性が、秋田の聖母の幻を三回、夢で見た後、脳腫瘍が奇跡的に完治するという出来事があって、この奇跡は韓国のカトリック教会から公式に認定されているとのこと。
また、韓国ドラマIRISのロケ地であったことなどもあって、韓国の人にとっては、秋田は比較的親しみのある場所なのだろうと思います。
こんなことがわかった、秋田編でした。